幻のダイニングテーブル【30万円】

どうもみなさんハテナ夫です。

本日はテレビボードを買いに行った話です。

以前マスターウォールの素晴らしさについて語らせていただきましたが、他の選択肢もあるのではと思い、オーダーできる家具屋さんを設計さんから紹介していただいたのです。

仕事も始まり忙しくてやっと本日見に行くことが出来ました。



向かったのは大阪府の堺市に位置するとある家具屋さん。

幹線道路から少し外れた住宅街に佇む家具屋さんです。


外観は一見倉庫かなと思うようなところで、正直全く期待していませんでした。

入り口に着くと若いお姉さんに迎え入れられ、入ってすぐのソファに座らされました。

店内の雰囲気は、我が家のモダンでシックな重厚感とは程遠いナチュラルな感じ。

また日曜日ということもあり、店内は賑やかで、あちこちで「早く帰りたいよー!」と泣き叫ぶ子供の声が聞こえてきました。

「はあ、早く帰りたいのはこっちだよ…」


そう思いながらしばらく待っていると、

設計さんから紹介を受けた営業さんが登場。

・・・

そしてその出で立ち。










まさに家具屋さん界の彦摩呂やー!!



忙しくて動き回っていたのか、汗をかきながら必死にこの家具屋さんの特徴と家具に対する愛を語っておられました。

いやー、暑苦しいなあ。もうとっとと見てスタバのフラペチーノでも買いに行こ。

そう思いながら店内を周ることになりました。



まず紹介されたのが元々メインでやっていたらしいタンス。

最近はタンスが売れなくなってきていて、他の家具にシフトせざる負えなくなってきているという話。

そんなのどうでもいいけどこの家具屋寒いなあ…彦摩呂温度に設定しやがっ…

そして次に案内されたのが、無垢の一枚板でできているダイニングテーブル。

この土日は直接板を買い付けたところでかなり種類が多いとのこと。

確かに色々なサイズの様々な木材の一枚板がありました。

ハテナ家はウォールナットのフローリングでそういう濃いめの色の材質で家具を考えていました。

ダイニングテーブルはもともと持っていますし、将来的にこういう一枚板のものもいいかなあと思って一応値段だけ聞いときました。

この家具屋さんは直接買い付けているためか、かなり安く卸せるということで、確かに大塚家具や他の家具屋さんと比べてもかなり安い金額を提示されていました。

ウォールナットの1800ぐらいの大きさでも50万程度でしょうか。

東京で買うとこの2、3倍の値段がつくといいます。

まあ良いものなのでしょうが、そんな余裕はないないと思いながら次のエリアに向かおうとしたその時、


「もう1つウォールナット柄で紹介したいものがあります。」と彦摩呂。


「もういいよ、どうせ買わないんだし。」

と心の中で舌打ちをするハテナ夫。


それでも彦摩呂が他の店員さんと何枚か板を移動させている。


「はあ、やっぱりいつもの家具屋さんに行ってれば良かったな。」と思って出てきたその天板を見た瞬間、







衝撃が走りました。



ハテナ夫とハテナ妻は思わず顔を見合わせました。



その天板はウォールナットの一枚板で、中央に大きく穴が開いた厚みのある板で、その天板の形に綺麗に切り取ったガラス板が乗った物でした。


ところどころ雑な切り込みがあったり、また割れを防ぐためにアルミの千切り(蝶々型の割れを防いだりアクセントとして使うもの)を入れていたのですが、それがまた木の荒々しい生命力を感じる何とも力強い作品でした。


さらにこのテーブルは天板を買い付けた時に真っ先に抑えたもので、職人さんと営業さんが本当に良いものを作りたいと試作的に作った非常に思いのこもった物のようです。


脚にはシャープな印象となる黒のアイアンを組み合わせることで、モダンな印象にもなり我が家のイメージにもピッタリでした。


またそのお値段にビックリ。


ガラスをカットしたり千切りを入れたりと手間暇がかかっているのになんと30万円!


これは絶対に安い!!

こんなもんオシャレな家具屋さんで買ったら100万近くしてもおかしくない!


今回はこういったものを試作的に作ったようで、評判が良ければこれからも作っていきたいというテストモデルのような物らしい。


でも丁度良い大きさの物が必ず手に入るものでもないですし、またその模様はまたと無いまさに一点物!!


一気にテンションが上がり、その後案内された家具のことなんて一気に吹っ飛び、全く説明も覚えていません。

頭の中にはそのダイニングテーブルのことしかありませんでした。


それは妻も同じようで、説明を受けている間も2人でそのテーブルの話をしていました。


彦摩呂さんすいませんでした…


一通り見終わった後にまたダイニングテーブルのエリアに戻り、正直にそのことを伝えました。

彦摩呂さんは驚いてはいましたが、笑いながら自分も本当に良いものだと思っていたテーブル
が気に入ってもらえて心から嬉しいと言っていました。


あー、この人も本当に家具が大好きで、自分の好みと同じ人がいるとただ単純に嬉しいんだなと思いました。



ただ30万はかなりの大金。


ダイニングテーブルはすでに持っているし(貰い物ですが)、それに合わせた椅子もある。



いつかは欲しいが今では無い。


それでもこれを逃せば2度と同じものはない。




悩みました。


さっさと退散するつもりがすでに2時間を超えていました。


フラペチーノなんてもはや頭の片隅にもありませんでした。


でハテナ夫婦が散々悩んで出した結論。







見事ご成約!!





買っちゃいました🎵





いや〜ほんとハテナ夫婦はバカですね〜。


なんで買う予定のないものを買うんでしょうか。


本当に自分が嫌になりますね…



でもね、もう昼ごはんも(3時過ぎでしたがまだ食べていない)フラペチーノも綺麗に忘れていたのです





しかも全く後悔はありません!



このテーブルのためなら何だって我慢できます!!



毎日もやし生活だってやってやります!



それぐらい気に入ったのです。



また長くなってしまいました…


ついテンションが上がってしまいました…


あ、まだそのテーブルの紹介をしていませんでした。


ウォールナット一枚板の天板です。
その上には木の形に合わせた分厚いガラスが乗っています。



どうでしょうか。

あー!もう何も言わないでください!

私達は気に入ってますので!



え?で何を買いに来たんだっけ?





あ、テレビボードだ。





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