みなさんどうも、ハテナ夫です。
最近ジーヴォシグマプレミアムというシグマの最上位モデルがあることを知りました。
天井高を生かした開放感ある窓や堀の深い外壁など、羨ましいアイテムが出てきてますね。
本日は、そんな開放感につながる最大の要因である窓について、我が家のケースをご紹介しながらお話ししていきます。
☑️採光イコール窓の大きさって本当なのか
私も妻も大きな窓をたくさん入れて明るい家を希望していました。
当時担当していただいた設計士さんは採光は窓の大きさに比例するとおっしゃっていました。
当然小さい窓より大きい窓の方が光は入るでしょうし、開放感も増します。
ただ、単に大きさだけが重要ではないようにも思います。
特に我が家は東面、南面に隣家があり、またその隣家との距離も1mあるかないかという位置に建っております。
いくら窓を大きく開けても直接光は入りにくいだろうし、また何よりプライバシーを守ることも大きな課題でした。
光とプライバシー両方を得るという矛盾。
我が家が採用した窓が実際にどのくらい光を入れているのか写真を見ながらご説明していきます。
(これからお見せする写真はライトは点けず、また実際の状態をお見せするため無加工です。)
☑️朝から昼前までは東から直射日光が入る
朝起きて約11時ごろまでは東面のこの小さな窓から直射日光が入ります。
結構この光だけで眩しいくらいの光がリビングダイニングに入ってきます。
朝は午前中は太陽が低い分、低い角度から入ってきた光が部屋の中の奥まで届きやすいということですね。
また、東面に隣家が建っているのですが、この窓の前は駐車場になっていて、開けているのも光が入る要因となっています。
晴れた日は朝目覚めてから電気を点けなくても十分朝の支度ができます。
ただこの大きさの窓ですから、部屋全体を明るくしたいという方はより幅のある窓にするべきかと思います。
☑️11時ごろから2時ごろは直射日光が入らない
次に、11時ごろから2時ごろにかけての写真をご覧ください。
当然東面の窓からは直射日光は入りません。
肝心の南面の窓をご覧ください。
こちらも隣家が1メートルぐらいの位置にありますので、横に長い窓であっても直射日光が当たることはありません。
私がこの横長の窓を高い位置に採用したのはプライバシーを守るためです。
直射日光が入るとは思っていませんでしたが、やはり一番明るいはずの時間帯に光が入らないと嫌だと思う方もいらっしゃるかと思います。
☑️11時からは吹き抜けから光が入る
同じお昼頃に撮った写真です。
このグレーのタイルを貼っている面が西になり、抜き抜けの縦に並ぶ窓が南面になります。
この窓をとっている南面から光が入ってきているのが分かります。
これは嬉しい誤算で、隣家と窓の絶妙な距離感からうまく光が入ってくれているようです。
☑️2時以降は西面から直射日光が入る
次にお昼過ぎからですが、西面の窓から直射日光が入ってきます。
こちらはあまり大きな窓を取ると西日がきつくなりますので、あえてタイルの壁にしたのと、小さな窓を採用しました。
こちらについては妻は眩しすぎるくらいと言っていたので、光は十分入ってきていると考えています。
☑️北面の窓がバカにならない
こちらをご覧下さい。
リビングにピアノ室が隣接してあるのですが、その北面のスリット窓からは時間帯に関係なく安定した光が入ってきます。
当然直接光が入るわけではありませんが、間接的な明かりが入りリビングを明るくしてくれます。
またピアノ室の西面の大きな掃き出し窓もかなり採光を得ることができます。
我が家の場合、北西は開けており、そこからの間接的な光がリビング全体の明かりを増してくれています。
☑️1日のサイクルに合う採光を
非常に条件の悪い土地に我が家は建っていることになと思いますが、窓の取り方によって光の入り方は大きく変わってきます。
また1日のサイクルに合った光の入り方を計算することも重要です。
私は、朝起きて、二階の東面にあるお風呂でシャワーを浴び、一階の東面に向いたダイニングで朝食を食べ、昼から夕方は西面のリビングでゆっくりするといった1日のサイクルになっています。
そうすると一日中常に光を浴びることができます。
自分がその時間帯にいる場所に光が当たるようになっていることが大切ではないでしょうか。
☑️まとめ
本日は我が家の例をご紹介しながら、光の入り方についてお話をしてきました。
直射日光というところに焦点を当ててお話ししてきましたが、どの時間帯でも全ての窓で間接的な光が入ってきます。
そういった意味では採光イコール窓の大きさということになるかと思います。
ただ、直射日光は1日のリズムの中で非常に重要なものだと思いますし、何より気持ちの良いものです。
設計士さんがおっしゃっていたことですが、引き渡し後に1番多い苦情が「思っていたより暗い」ということだそうです。
明暗の感じ方は人それぞれ違っていますし、ハウスメーカー任せにせずに、しっかりご自身の目で確かめシミュレーションすることが大事だと思います。
そして、土地や周囲の環境に合った光の取り入れ方が必要になってくるのではないでしょうか。
少しでも皆様の後悔しない家づくりのご参考になれば幸いです。
それではまた!