広い家と広く見える家は違う【失敗編】

みなさんどうもはてな夫です。

我が家もあと少しで1年を迎えます。

一年経って改めて思ったことを、数回に分けて書いてみたいと思います。


今回は家の広さについての考察です。


皆さんは「広い家」と「広く見える家」のどちらに住みたいですか?

そんなの広く見えて、かつ、実際に広い家に決まってるじゃないか!

そうなんですが、家は広ければいいってもんじゃないと言われる方も結構多いのではないでしょうか?

家は狭い方が良い根拠

貧乏人のたわ言だと思っていただいて結構です(^_^;)

  • 家は小さい方が安い
  • 掃除が楽
  • 光熱費が安い
  • 動く範囲が少なくて楽
  • 家族の距離感が近い
  • 従って老後は楽

まあ、早い話が安いし楽ってことですかね…

ただこの楽って結構重要ではないでしょうか?

毎日の生活や家事でしんどい思いをしながらこれから先何十年も過ごさなければなりません。

お手伝いさんを雇うお金もない私のような貧乏人にはそんなの耐えられません!

そもそも家事はできる限りやりたくありません!(ダメ人間)


てなことでメンテナンスは楽だし、費用も安いし、狭い家で良いんです!

みなさん!胸を張って狭い家を自慢しましょう!

もう一度いいます。貧乏人のたわ言だと思っていただいて結構です。


さて、そんなこんなで狭い家ファーストの会を創設した私ですが、やはり広い家には憧れと羨望の気持ちを抱かずにはいられません。

家は安く作りたいし、家事も楽な方が良い、でも家は広い方が良い!

こんなわがままな要望に対する答えが「広く見える家」なのでしょう。

広く見える家とは

広さとはゆとり。

ゆとりとは豊かさ。


狭い家でこの豊かさを得るためには工夫が必要です。

そのキーワードは、

  • 視線の抜け
  • 未知のスペースへの期待感

です。

今回は我が家の失敗から学んでいきましょう。


まずはリビングの窓です。

ご覧の通り、我が家のリビングの窓は床からかなり高い位置に取り付けてあります。

実はこれ、隣家との距離が1メートルちょっとしかないため、プライバシー確保のために導入したものです。

しかし、広さを感じるにはこういった窓はおすすめできません…

壁の面積が大きいため、圧迫感があり、視線も抜けていきません。

これを改善するには掃き出し窓や腰窓を採用したり、床から低い位置にも窓を設置するなどして、視線の抜けを意識する必要があります。


次に吹き抜け階段です。

我が家の吹き抜けはこれだけの小さいものです。

吹き抜けにタイルを張って壁を作っています。

実はこちらは西になるので、西日を遮るためと、なんかおしゃれな感じがしたので採用しました。

でもここを壁にしたせいで、視線を遮ることになり、吹き抜けの視覚的メリットが死んでいます。

本来なら透明な手すりなどで、階段からその上の空間を見せる方が広く見えるはずです。


次はこのニッチカウンターです。

実はこのニッチのカウンターの裏にはトイレがあります。

ニッチカウンターがダメというより、トイレの位置が良くないのです。

このカウンターの左がピアノ室、右がキッチン、手前がリビングとなっています。

このカウンターとトイレがなければ、よりピアノ室との繋がりができ、空間として一体感のあるものとなっていたはずです。

ここに置くしかなかったとは言え、少し残念なポイントです。


最後にパントリーです。
写真奥、キッチン横の白い方開きの扉がパントリーです。

これだけの小さいスペースですが、キッチンから飛び出てるのと、大きなダイニングテーブルを置いているため、少し窮屈な印象です。

かといって他に設置する場所もないため、選択肢はありませんでしたが、広さという点ではマイナスポイントになっています。

またキッチンに採用しているこのスライドスクリーンもない方が広く見えるはずです。

食器や家電を見せたくないので導入してますが、当然オープンな方が広く見えますし、さらに窓を入れればより広く見えます。



ここまで我が家のケースをご紹介させていたたきましたが、結局は何を重視するかで違う選択もありえたということですね。

広く見える方法はもっと他にもあると思いますし、工夫次第できっと豊かさは感じられると思います。

皆様の家づくりのヒントになれば幸いです。

それではまた!